セレッソプレビュー J1-9 対FC東京

[対戦カード] セレッソ大阪 - FC東京
(9日19時 大阪市・ヤンマースタジアム長居)
[予想メンバー]
FW 鈴木・奥埜
MF 清武・デサバト・藤田・坂元
DF 丸橋・瀬古・ヨニッチ・松田
GK キムジンヒョン
[ここまでの順位]
2位 セレッソ大阪 勝点17 5-2-1 9得点 5失点
6位 FC東京 勝点14 4-2-2 14得点 12失点
[みどころ]
水曜日のセレッソ大阪はホームで浦和レッズと対戦し、1-0で勝利。MF西川潤のパスからFW豊川雄太が得点を挙げカップ戦グループリーグトップに立ちました。ともに途中投入された選手同士の連係から得点が生まれたことは選手層の厚みをもたらすとてもよいゴールだと言えます。これによりカップ戦は最終節に引分け以上で決勝トーナメント進出となります。
懸案材料は開始早々にDF木本恭生が負傷交代したことです。詳細は未発表ですが筋肉系のケガということで今日の試合に間に合う可能性はまず考えられず、DF瀬古歩夢・ヨニッチが中3日で再びコンビを組むことになるでしょう。ただでさえ身体的に厳しいポジションにも関わらず、休みなく出続けることで疲労感も相当だと思います。DF陣の再構築も必要かもしれません。
ゴールデンルーキーMF西川潤が今季初出場となりましたが、クロスバー直撃のシュートや決勝点につながるアシストなど非凡な才能を見せました。2月の開幕前は右サイドの先発は坂元か西川かと高いレベルで競い合う存在でしたが、ケガのため出遅れていました。今後は右サイドのオプションとして十分に機能し攻撃を活性化できる存在だと言えます。
[対戦相手]
水曜日のFC東京は試合がなく、先週の試合ではホームでサガン鳥栖と対戦し、2-3で敗戦。鳥栖に今季初勝利をプレゼントすることになりました。ここ3試合は勝利がありません。強力な外国人選手と速い攻撃は昨年から継続しているチームスタイルで今季こそ優勝を目指していますが、好調期を維持することができないのは今年も同じで波に乗り切れません。
昨年のこのカードは13節で対戦し、ここまで無敗を継続していた東京に初めて黒星をつけて世間の注目を集め、堅守のロティーナサッカーが知れ渡ったという試合でした。昨年は4度対戦し、1勝1分2敗となっています。2敗とも完封負けでしたが、それ以外の試合ではいずれもFWメンデスが得点を奪っています。湘南戦のように走る相手をいかに走らさず自分たちのペースに持ち込むかがポイントです。
[そのほか]
今年はコロナの影響て学校の夏休みが短くなっているそうですが、さすがに多くの学校では今週末からお盆にかけての時期は夏休みに設定されていると思います。一定の距離をとって観戦しないといけないので家族並んで・・というわけにはいきませんが、貴重なお出かけのチャンスです。短い夏休みでもしっかり思い出作りをするためにサッカー観戦に出かけたいですね。
![]() 【送料無料】 セレッソ・アイデンティティ 育成型クラブが歩んできた20年 / 横井素子 【単行… |
スポンサーサイト
セレッソプレビュー ACL-1 対済州ユナイテッド

[対戦カード] 済州ユナイテッド - セレッソ大阪
(14日19時45分 大韓民国・済州W杯スタジアム)
[みどころ]土曜日のセレッソ大阪はスーパー杯で川崎フロンターレと対戦し、3-2で勝利。日本代表のMF山口蛍・清武弘嗣が得点を取り、また新戦力のFW高木俊幸が決勝点となる3点目を奪うなど上々の内容で今年最初のタイトルを獲得することができました。試合直前にMF木本恭生が緊急離脱し先行きが怪しくなりましたが、不安を払しょくする快勝でした。
2失点は喫したものの速く正確なパスワークで川崎を圧倒しました。相手チームの出来がもう一つだったとはいえ、シーズン最初の試合から内容を伴った勝利を挙げることができ伊先の良いスタートとなりました。また昨季のレギュラーからMFソウザ・木本を欠いての戦いでしたがそれでも結果を出せたこと、移籍加入した選手も持ち味を発揮できたことが評価できます。
過去のACL初戦は、2011年アレマインドネシア(ホーム・2-1)、2014年浦項スティーラーズ (アウェイ・1-1)と2戦負けなしで大舞台にも強いところを見せています。今日の試合は極寒のアウェイ戦となり厳しい戦いが予想されますが、壮大なアジアへの挑戦を実りあるものにするためにも開幕勝利を目指しましょう。
[対戦相手]済州ユナイテッドは昨季19勝9分10敗の勝点66でKリーグ2位。ちなみにセレッソは19勝6分9敗の勝点63でJリーグ3位でした。両チームの共通点は優勝チームとの勝点差が9だったことです。あと3つ多く勝たないと優勝に届かなかったわけで上位とはいえ優勝まではかなり遠かったといえます。完封試合が13あり3試合に1度は失点しなかったことになり堅守のチームといえそうです。
2015年夏から半年セレッソでプレーしていたMFマグノクルスが今季、済州でプレーしています。日本では8試合出場で1得点ですが、雷の影響で試合開始が遅れた真夏のジェフ千葉戦で後半ロスタイムに初出場初ゴールを奪ったので印象に残っているサポーターも多いかもしれません。セレッソに移籍を検討した際にはブルーノクアドロス(現・札幌コーチ)とホドリゴピンパォンに相談したそうですが、済州移籍の際には誰に相談したんでしょうね。
[そのほか]済州の通常の試合では入場チケットが2000円ほどなんですが、ACLの3試合に限っては特別価格の4000円となります。済州島在住なら割引とか地元民への配慮はあるようですが、ビジターサポーターからはしっかり搾り取ろうという価格設定です。まぁ遠征して試合観戦すると払った分の価値は十分に感じられるものと思いますけど。
セレッソプレビュー J1-22 対浦和レッズ

[対戦カード] セレッソ大阪 - 浦和レッズ
(22日19時 大阪市・ヤンマースタジアム長居)
[予想メンバー]
FW 杉本
OMF 柿谷・山村・水沼
DMF ソウザ・山口
DF 丸橋・山下・ヨニッチ・松田
GK キムジンヒョン
[みどころ]月曜日のセレッソ大阪はホームで国際親善試合・セビージャと対戦し、1-3で完敗。マンチェスターユナイテッド戦以来となる欧州の強豪チームとの対戦でしたが、壁は厚くいいところなく敗戦となりました。得点機を逃さない確実性、戦術理解度の高さ、カラダの強さなど、チーム立ち上げの時期なのにあらゆる面でセレッソを上回っておりワールドクラスの強さを目の当たりにしました。
リーグ杯プレーオフで札幌を完封した後、4試合連続で前半に先制点を奪われています。リーグ戦の東京・柏には後半に逆転し勝利できましたが、天皇杯の新潟には90分では追い付くまででしたし、この試合では追加点を奪われ敗戦しています。サッカーはたくさん得点が入る競技ではないので先制点の重みはほかのスポーツの比になりません。立ち上がりから慎重に試合を進め、失点せずに前半を終えることが大事になります。
今日の試合では韓国代表GKキムジンヒョンに期待します。前期の対戦では腰痛のため欠場しており満を持しての浦和戦となります。自身が出場しての完封勝ちは6試合前の6月4日の新潟戦までさかのぼらなければなりません。失点試合が続いているとはいえ神がかったセーブを何度も繰り返しており、絶対的守護神の座を譲ることはなく今日も安定したプレーを見せてくれることでしょう。
[対戦相手]土曜日の浦和レッズはホームで国際親善試合・ドルトムントと対戦し、2-3で敗戦。リードして前半を折り返しましたが後半に3失点を喫し逆転負け。前節、新潟戦は2-1で勝利したものの、その直前のリーグ戦では4試合連続で複数失点、それもすべての試合で後半だけでも複数失点をしており、DF面に大いに課題を残しているといえます。
前期の対戦では2週間で5試合ある中の5試合目で対戦して3-1でセレッソを圧倒しました。疲労感のあるチーム状態の中、前半で試合を決めようという意欲が強く感じられるハイペースの立ち上がりから前半で2得点、後半開始直後に1得点を挙げて余裕の試合運びでした。セレッソにとっては転機となった試合で、MF山村和也を前線で起用する布陣をはじめて実戦で試し、手ごたえをつかんだ試合でした。
このカードは長い歴史がありますが14勝5分14敗と勝敗が五分です。さいきんのホームゲームでは4戦連続負けなしとなっており、結果としてJ2降格となった14年シーズンでも、年間トータルで7勝しかできませんでしたがホームでは浦和に1-0で勝利しています。現状では1位対8位ですが勝ち点差は9しかなく、実力が拮抗しておりいい試合になることが推測されます。
[そのほか]前期の17試合は浦和と柏に敗戦した2敗のみでした。後期はすでに柏に勝利しましたので今日の試合を負けなければどのチームにもスイープ(連敗)されないという偉大な記録を達成することになります。昨年2部リーグでプレーしていたチームとしては出来すぎの結果です。
7月から8月にかけては前期に勝利できなかったチームとの対戦が続き、厳しい戦いが予想されます。それだけに熱烈な声援の後押しは勝利に欠かせないとても重要な要素となります。完売席種が続出していますが大きなスタジアムなので当日券がないことはないはずです。夏休みはスタートしたばかり。一番最初の思い出作りにサッカー観戦はいかがでしょうか。熱く激しい試合で盛り上がること間違いなしですよ。