セレッソプレビュー YBC-PO1 対コンサドーレ札幌

[対戦カード] コンサドーレ札幌 - セレッソ大阪
(28日19時 札幌市・札幌ドーム)
[みどころ]日曜日のセレッソ大阪はアウェイでベガルタ仙台と対戦し、4-2で勝利。このカードのリーグ戦初対戦となった2003年以来、ユアスタで2度目の勝利をあげました。相手のミスを見逃さない攻撃と個人技術の高さを見せつけての大量得点でしたが、失点シーンはいずれも崩されてのものでDF面に今後の課題を残す結果となりました。
この試合では相手のラフプレーを受けたことで日本代表MF清武弘嗣が負傷退場してしまいました。ちょうど昨年も6月にFW柿谷曜一朗が相手のラフプレーにより負傷退場し長期離脱を余儀なくされてしまいましたのでその悪夢が頭をよぎることとなりました。セレッソ加入後、離脱は4度目となり本人にとっても悔しいケガだと思います。早く治してほしいですね。
今日の試合はカップ戦のプレーオフです。アウェイゲームからスタートしますので勝利は最高の結果ですが、引分け、特にスコアレス以外での引分けでもアウェイゴールルールがあるので第二戦につながるよい結果といえます。天皇杯で敗退した札幌には国内三冠の可能性はなくなりましたが、セレッソには国内三冠に挑む権利があります。プレーオフを勝ち抜き決勝トーナメントへ進みましょう。
[対戦相手]日曜日のコンサドーレ札幌はアウェイで柏レイソルと対戦し、1-2で敗戦。同点て迎えた試合終盤にFWディエゴオリベイラにゴールを奪われリーグ戦6連敗となり、大宮に抜かれて降格圏突入となりました。この期間の得点はわずかに2点と攻撃陣の奮起が必要な一方で3試合で後半終了間際に失点しており最後まで集中して戦うことも求められます。
カップ戦のプレーオフは今年新設された試合ですしリーグ戦で下位に沈む札幌にとってどんな位置づけなのかもわかりませんので出場メンバーが読めません。ですが札幌にとって優先すべきはリーグ戦であり特に次からのカードが大宮・清水と勝点が近いチームとなっておりこちらを優先するのが当然と考えられます。
[そのほか]2015年リーグ戦でのこのカードも平日(6月1日)に開催されましたが、その際にはFWフォルランが所属するなど豪華メンバーのセレッソ大阪に関心が高まり、平日ながら18044人もの観衆が訪れ大盛況となりました。当日券売り場の列が途切れず試合開始に間に合わなかった人もいたそうです。今日は急きょ決まったプレーオフですし厳しい条件ですが何人くらいの観衆が訪れるのでしょうか。
このカード、リーグ戦では3月11日にすでに札幌ドームで対戦を済ましています。まだ雪が残る寒い札幌でしたがドーム内はほどよい気候で観戦しやすかったです。この日はDFヨニッチの得点で先制しFW都倉賢の得点で追い付かれ引分けでした。2001年以降札幌ドームでは勝ち星がありませんので、前回のユアテックスタジアムのように苦手克服で勝利といきたいところです。
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セレッソプレビュー J1-16 対ベガルタ仙台

[対戦カード] ベガルタ仙台 - セレッソ大阪
(25日18時 仙台市・七北田公園 ユアテックスタジアム)
[予想メンバー]
FW 杉本
OMF 清武・山村・水沼
DMF ソウザ・山口
DF 丸橋・ヨニッチ・山下・松田
GK キムジンヒョン
[みどころ]水曜日のセレッソ大阪はホームで天皇杯・新潟医療福祉大学と対戦し、2-0で勝利。序盤に相次いで得点を挙げたため昨年の初戦同様に大量得点かもと期待が高まりましたが、その後は大学生の懸命な守備とガッツあふれる攻撃で押され気味に試合が進み、控えに回っていたFW杉本健勇、FW柿谷曜一朗を投入しても追加点が奪えず消化不良感のある試合結果となりました。
この試合後の会見でユンジョンファン監督は「次戦は清武をスタメン起用する」と明言しました。多くはこれをMF水沼宏太との入替と見ているかと思いますが、柿谷との入替えではないかと推測します。開幕からなかなか調子が上がらず得点も少なく途中交代で下げられることもしばしばあり、明らかに昨年までとは状態が違います。思い切った策を取るかもしれませんよ。
[対戦相手]水曜日のベガルタ仙台はホームで天皇杯・筑波大学と対戦し、2-3で敗戦。筑波大に先手を取られる展開で始まり、一旦は逆転したもののセットプレーから追い付かれ、パスミスから速攻を許し再逆転となりました。昨年も初戦でグルージャ盛岡に敗れており、2年連続で初戦敗退です。クラブの中で天皇杯が占める位置はそう高くないのかもしれませんね。
リーグ戦ではここまで勝点21で11位です。4月に7・4・3失点と大量失点の試合が続きましたが天皇杯を除くここ5試合では1失点までで守備の立て直しに成功している模様です。公式戦8戦連続で得点を挙げておりFWクリスランを中心とする攻撃陣も充実しています。リーグ杯で一次リーグを首位通過しているように下位チームと侮っていると痛い目に遭う相手といえます。
セレッソにとって本日の試合会場「七北田公園 仙台スタジアム」は相性の悪いスタジアムです。このカード最初の対戦となった2003年5月10日に2-1で勝利して以来、4分5敗と次の白星が生まれていません(途中、宮城スタジアム開催で勝利しています)。
またこの対戦カードはこれまで22回行われていますが、2点差以上がついた試合は2回(1勝1敗)しかなく、拮抗した内容が続いています。J2の苦しい時期を共に過ごしたこともありライバルといえる関係かもしれませんね。
[そのほか]リーグ戦も残り2試合で折り返しとなり、セレッソは仙台-東京の順に対戦し一巡目終了となります。仙台は大阪-吹田と対戦します。仙台の二巡目は最初が神戸戦なので関西勢と3連戦することとなります。
スタジアムがある泉中央駅ではお昼からこの試合を盛り上げるための様々なイベントが繰り広げられるそうです。駅前にはアリオなど商業施設が多数あるほかスタジアムに隣接して七北田公園もあり、一日中楽しめるんじゃないかと思います。久しぶりの仙台を満喫して、勝利をお土産に帰りたいところです。
セレッソプレビュー EC-2 対新潟医療福祉大学

[対戦カード] セレッソ大阪 - 新潟医療福祉大学(21日19時 大阪市・キンチョウスタジアム)
[みどころ]先週のセレッソ大阪はホームで清水エスパルスと対戦し、1-1で引分け。開始早々に元北朝鮮代表FW鄭大世にヘディングで得点を決められ、その後は引いて戦う相手に対して一点を追う難しい展開となり得点が遠く今季ホーム初敗戦となるかと思った終了間際に相手DFのハンドからPKを得てそれを見事に日本代表MF清武弘嗣が決めて何とか同点に持ち込むことかできました。
MFソウザを累積警告で欠いたことで、前線の攻撃陣への質の良いパス供給やソウザ自身の攻撃参加といったセレッソらしさが失われたたことが苦戦の一因となりました。代役を務めたMF木本恭生は十分にその役割を果たしたもののソウザのような存在感を発揮するにはまだまだです。これからの成長に期待します。
チームにとっての天皇杯初戦を迎えるにあたり「大幅にメンバーは変更しない」とユンジョンファン監督が述べており、清水戦のスタメンを踏襲したメンバーで挑むことが想定されます。清水戦からのおよそ1か月間は休みなく連戦が続く厳しい時期ではありますが、チームを更なる高みへ導くためにもコンディションと連携を高めていきたいところです。
[対戦相手]先週の新潟医療福祉大学は総理大臣杯北信越大会準決勝で新潟経営大学と対戦し、2-3で敗戦。県内のライバル校に敗れて挑む天皇杯2回戦となります。天皇杯は2年連続での出場となり昨年はカターレ富山(富山県代表)に0-1で敗れ初戦敗退となっていました。今年の一回戦は岐阜経済大学(岐阜県代表)と対戦し3-1で勝利しています。
新医大は地元のプロチーム・アルビレックス新潟と近い関係にあり地方リーグ所属ながらプロサッカー選手も何人か輩出している全国的に見ても有力校のひとつです。FW林純平は天皇杯一回戦でも得点を決めましたが、プロも注目する実力派の選手といえます。今日の試合でも彼の活躍がジャイキリにつながるわけでしっかりとプロの厳しさを見せつけたいところです。
[そのほか]3回戦以降の開催会場についての原則が発表となり、それに従いますと、もう一つのカードは「アルビレックス新潟-バンディオンセ加古川」なのですが、いずれのチームが勝利した場合でもセレッソの3回戦は敵地での開催となります。新潟が勝てばビッグスワンで、加古川が勝ては兵庫県下の会場での開催が予想されます。
下位カテゴリーのチームに「ホーム優先開催権」が付与されますので、セレッソがJ2・J3・都道府県代表のチームと対戦する場合には基本的に敵地開催となります。J1のチームと対戦する場合はトーナメント表で上のチームに優先権があります。3回戦の場合、新潟が上ですのでアルビレックス新潟に優先権があるということです。
これは下位カテゴリーのチームにとって「勝ち進めばホームで試合ができる」というモチベーションにつながりたいへん良い方針ではありますが、人気チームの試合が地方の小規模スタジアムで行われる可能性があり、興行面を考慮すると「勿体ない」となることも考えられます。
セレッソプレビュー J1-15 対清水エスパルス

[対戦カード] セレッソ大阪 - 清水エスパルス
(17日19時 大阪市・ヤンマースタジアム)
[予想メンバー]
FW 杉本
OMF 柿谷・山村・水沼
DMF 秋山・山口
DF 丸橋・ヨニッチ・山下・松田
GK キムジンヒョン
[みどころ]4日のセレッソ大阪はホームでアルビレックス新潟と対戦し、4-0で快勝。前半はやや新潟ペースで進みスコアレスで折り返しましたが、後半に獲得したPKをFW柿谷曜一朗が決めてからは一気に流れが来て得点ラッシュとなりました。先制点を奪われ描いていたプランが崩れた新潟には、セレッソ攻撃陣を止めることはできませんでした。
今日の試合では中盤を支えるMFソウザが出場停止となります。代役のボランチはMF秋山大地、MF木本恭生が想定されますが、先週の練習試合ではDF藤本康太が起用されており日本代表MF山口蛍とコンビを組むのが誰になるのかが注目されます。MF清武弘嗣は前節、負傷のため大事を取り欠場しましたが全体練習にも復帰し先発復帰を狙っています。
Jリーグは今節から夏シーズンに入り、秋になり涼しくなるまではナイトゲームが続きます。火曜日の代表戦は気温37度という灼熱の環境下で行われており終盤の選手の疲労は想像を絶するものだったようですが、Jリーグでは比較的涼しい時間帯の試合が続くことで、十分なクオリティが担保された試合が繰り広げられることを期待します。
[対戦相手]4日の清水エスパルスはホームでFC東京と対戦し、0-2で敗戦。その前の水曜日も同地で同カードがカップ戦で行われその際には2-1で勝利していましたがリーグ戦では上位の東京がキッチリと勝利を収めています。カップ戦で途中出場も負傷で途中退場となったFW鄭大世を欠いたことも影響したかもしれません。なお鄭大世はすでに戦列に復帰しています。
昨年はJ2第34節で対戦し、セレッソにとっては実に1998年以来となるホームゲームでの敗戦を喫して話題となった相手です。過去にホームでは18度対戦し、11勝3分4敗(通算でも17勝7分12敗と勝ち越しています)と圧倒的に相性のよい相手ですが、昨年の結果を受けて流れが変わったかもしれないので要注意です。
セレッソは反則ポイントが-9でリーグ首位、清水が-8でリーグ3位とフェアな戦いをするチーム同士の対戦となります。今日は大阪市民観戦デーでもあり初めてサッカー観戦に訪れる方も多くいるかと思います。そうした方に、清く正しく美しくそして強いセレッソサッカーを披露できるのではないかと思います。勝ち点が半分しかない相手にホームで負けるわけにはいきませんよ。
[そのほか]また本日は外国人観光客先着1000名ご招待という企画もあります。大阪観光に訪れた観光客の皆様に国内トップクラスのプロスポーツを見てもらおうというもので、こちらは予約が必要なく、当日パスポートまたは帰りの航空券を提示すればOKだそうです。周りに該当する方がいらっしゃいましたらちょっと誘ってみてください。
同日お昼14時からはお隣のヤンマーフィールド長居(長居第二陸上競技場)でセレッソ大阪堺レディースの公式戦(対FC吉備国際大学Charme)が開催されます。こちらはどなたさまでも入場無料となっています。なでしこリーグカップ・グループ首位のセレッソ大阪と4位チームとの対戦となります。女子はなかなか長居公園では試合をしませんので貴重な機会といえますよ。
セレッソプレビュー J1-14 対アルビレックス新潟

[対戦カード] セレッソ大阪 - アルビレックス新潟
(4日15時 大阪市・キンチョウスタジアム)
[予想メンバー]
FW 杉本
OMF 柿谷・山村・水沼
DMF ソウザ・山口
DF 丸橋・ヨニッチ・山下・松田
GK キムジンヒョン
[みどころ]先週日曜日のセレッソ大阪はアウェイでヴィッセル神戸と対戦し、2-1で勝利。同点で迎えた後半に途中投入されたMF水沼宏太のダイナミックなボレーシュートが決まり、関西対決を制し暫定ながら首位と勝点差2の3位に浮上しました。カップ戦に続き神戸には連勝となりここまで関西勢との対決は無敗となっています。
前の試合では杉本・柿谷・清武という攻撃の中心選手たちを相次いで交代させる采配を見せました。攻撃の選手が充実しているからこそできる采配ですが、それ以上にしがらみなく交代枠を使うことができるのが評価できます。代表クラスの選手たちにはどうしても遠慮しがちですが、勝利のためには適切な人員を適切な形で配置することが大事です。
このカードはカップ戦で既に対戦済みですがその際にはDF丸橋祐介のラッキーな形での得点を守り切り勝利しています。リーグ戦では上位対下位の対戦となるわけで取りこぼしはできません。今節は結果次第では首位浮上の可能性もあるので、下位チームを圧倒しての勝利で敢然と首位に立ちたいところです。
[対戦相手]水曜日のアルビレックス新潟はホームでヴィッセル神戸と対戦し、0-1で敗戦。すでに敗退が決まっていたカップ戦で控え・若手中心で挑みましたが惜敗に終わりました。この試合で新潟が引分けor勝利していればカップ戦はセレッソが首位でしたが残念なことに神戸に首位を明け渡し、プレーオフへ回ることとなりました。
呂比須監督就任直後の札幌戦には勝利しましたがそれ以後は敗戦が続いています。就任後4試合で得点は外国籍選手があげた2得点のみと引き続き得点力不足が続いている模様です。チームの立て直しはDF面からとも言われますがこの間の失点は5と多めです。まだ新監督の意図する形がチームへ浸透していないのではないでしょうか。
下位チームはアウェイの試合では勝点1を狙うため守備的な戦術を採用することが多く見られます。引いた相手から得点を奪うことは強豪チームでも難しいとされ、セレッソにとっては攻撃陣のアイデアと工夫が試される試合となりそうです。
[そのほか]今回は「大阪-神戸」「神戸-大阪」「新潟-神戸」「大阪-新潟」と巴戦+ホーム&アウェイの様相を呈していますが、カップ戦でプレーオフに回ったため7月にも同じような対戦ができてしまいました。「大阪-浦和」「大阪-札幌」「札幌-浦和」「大阪-札幌」というカードになっています。
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