セレッソプレビュー YBC-R8-1 対浦和レッズ

[対戦カード] セレッソ大阪 - 浦和レッズ
(30日19時 大阪市・ヤンマースタジアム長居)
[みどころ]土曜日のセレッソ大阪はホームで鹿島アントラーズと対戦し、0-1で敗戦。終了間際にMFレアンドロに難しいシュートを決められホームでは今季初の敗戦となり首位との勝点差が7に広がり5位転落となりました。2位以下は団子なので一試合で大きく順位が変動するとはいえACL圏からも高額賞金圏からも圏外となったことのショックは大きいです。
最近5試合の全てで「FW柿谷曜一朗が退いてから失点」しています。今季は攻撃では持ち味を発揮できていないものの守備での貢献度が高く存在感は見せています。それだけに90分間安定したパフォーマンスを見せることができず途中交代を余儀なくされていることは大いに反省し今後に生かしてほしいところです。ちなみに5試合中4試合はMF関口訓充との交代(ほか1試合も関口は交代出場済みでした)なので「関口に代わったら失点する」という見方も出来ます。
今日のメンバーはリーグ戦のスタメンから大きく変更される予定です。ルヴァン杯の予選6試合とプレーオフ2試合を無敗で勝ち上がってきた精鋭たちがプレーします。リーグ戦のメンバーとは異なりますが、カップ戦でいい流れを作りそれをリーグ戦へとつなげるという強い気持ちが見られ、内容ある良い試合をしています。先手必勝のトーナメント戦なのでホームでしっかり勝ち切りましょう。
[対戦相手]日曜日の浦和レッズはアウェイで清水エスパルスと対戦し、2-1で逆転勝ち。前半をビハインドで折り返したものの後半に修正し鮮やかに逆転勝ちしました。堀監督就任後はACL川崎戦で敗れたのみでリーグ戦は無敗です。守備陣の立て直しに成功しており前回対戦時のような立ち上がりからポロポロ失点するような姿は全く見られなくなりました。
浦和は代表召集で欠ける選手がDF槙野智章のみで、GKキムジンヒョン・MF山口蛍・FW杉本健勇と3選手も抜けるセレッソとは条件が違い有利です。ですが若手に有力選手がおらず「U21選手を先発起用する」という条件を満たすと大きく力の落ちる選手を起用することになり、そこが穴になる可能性があります。なおセレッソはU23チームをJ3で編成していることもあり若手選手は豊富に在籍しています。
[そのほか]浦和とのリーグ戦はホームで4-2、アウェイで1-3という結果でした。この結果をカップ戦に当てはめますと2戦合計は5-5ですがアウェイゴール数で浦和が勝ち抜けとなります。つまりホームで開催される今日の試合では失点をしないことがまず求められるということです。たとえスコアレスドローであったとしても上々と思える結果です。
今日の試合を終えるとセレッソは「浦和-調布-広島-名古屋」とアウェイゲーム4連戦となり次のホームゲームは9月23日(対仙台)までありません。3週間以上も大阪で見られなくなるわけですので、今日の試合は絶対に見逃すわけにはいきません。平日の試合ではありますが、前回の鹿島戦同様にたくさんの人がスタジアムを訪れ声援を送ることを期待しております。
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セレッソプレビュー J1-24 対鹿島アントラーズ

[対戦カード] セレッソ大阪 - 鹿島アントラーズ
(26日19時 大阪市・ヤンマースタジアム長居)
[予想メンバー]
FW 杉本
OMF 柿谷・リカルド・水沼
DMF ソウザ・山口
DF 丸橋・山下・ヨニッチ・松田
GK キムジンヒョン
[みどころ]先週のセレッソ大阪はアウェイでジュビロ磐田と対戦し、1-1で引分け。日本代表FW杉本健勇の鮮やかなシュートで先制したものの最終盤にMF中村俊輔のショートコーナーから失点を喫し勿体ないドローとなりました。厳しいアウェイ連戦を連敗しなかったことは評価できますが、上位陣は一つの勝敗で順位が大きく上下する大混戦となってしまいました。
この試合ではMF山村和也が欠場する中、MF木本恭生を早めに投入し5バックでの逃げ切りを図りました。流れの中から失点しなかったことで逃げ切り布陣に対する自信は取り戻すことができたかと思いますが、終了間際の失点は4試合連続となりこの点を改善することができなかったことは問題です。相手に「終盤まで粘れば得点が取れる」と思われてしまえば昨年と同じように終盤に失点を重ね続けることになるでしょう。
ロシアW杯出場決定が掛かる大事な最終予選・オーストラリア戦にセレッソからはMF山口蛍とFW杉本健勇が、鹿島からはDF昌子源とDF植田直通が選ばれました。日本代表選手が4選手も出場予定なのはこの試合だけです。また両チームGKのキムジンヒョンとクォンスンテは共に韓国代表です。代表クラスの質の高いプレーを目の当たりにするチャンスです。
[対戦相手]先週の鹿島アントラーズはホームで清水エスパルスと対戦し、2-0で勝利。被シュートをわずか4本に抑え相手を圧倒しての勝利で連敗せず首位を守りました。ちなみに今季の鹿島は対清水で2連勝したため通算成績を24勝6分24敗と勝敗を五分に戻しました。これにより鹿島が負け越しているチームは川崎(9勝5分14敗)のみとなりました(対セレッソ大阪は17勝4分14敗)。
ACLでの成績不振を理由とし前監督を解任しましたが、後任となった大岩剛監督のもとで結束しリーグ戦では9勝1分1敗と偉大な成績を残し首位を奪取しています。2位以下とは勝点差4で今日の試合結果にかかわらず今節は首位を守れます。首位攻防となる1位2位対決で敗れることになると鹿島との勝点差が7となり逆転優勝は厳しくなりますので勝つしかありません。
[そのほか]大阪府下の学校ではすでに夏休みが終了しているところもありますが、一般的には夏休み最後の週末となる試合でイベントが盛りだくさんです。全国的に知名度があるダチョウ倶楽部が応援に駆けつけてくれるほか、応援見習いのたこやきレインボーも満を持しての登場となります。そのほか大阪のおばちゃんをフューチャーしたイベントもあり夏の思い出作りに最適なイベントとなることでしょう。
セレッソプレビュー J1-23 対ジュビロ磐田

[対戦カード] ジュビロ磐田 - セレッソ大阪
(19日18時半 磐田市・ヤマハスタジアム)
[予想メンバー]
FW 杉本
OMF 柿谷・リカルド・水沼
DMF ソウザ・山口
DF 丸橋・山下・ヨニッチ・松田
GK キムジンヒョン
[みどころ]9日のセレッソ大阪はアウェイで清水エスパルスと対戦し、2-3で逆転負け。前半に2点先行し勝利が近いかと思われましたが、後半は出足の良い清水の攻撃に後手に回ることが多くまた自慢の走力を発揮することができずあっさりと逆転を許しました。リーグ戦はここ4試合で3試合目の複数失点を喫し守備の引き締めが課題となっています。
前回の試合で故障明けで先発出場したMF山村和也が再び故障し5週間の離脱を余儀なくされました。チームにとって欠かせない選手だけに痛い欠場となります。清水戦での出場が妥当だったか検証する必要がありそうです。このポジションに代わる選手を見つけることは容易ではなくシステム変更があるかもしれません。一方でしばらく欠場していたDF山下達也は先発に復帰できそうです。
ジュビロとの対戦は開幕節で対戦しスコアレスドローに終わっています。不安たっぷりで久々のJ1での試合を迎え得点こそ奪えませんでしたが相手の攻撃を抑え引分けで勝点1を取ることが出来、いずれも敗戦スタートとなった同時昇格の札幌・清水とは違うなと感じられたことが思い出されます。今では誓う意味で「勝点1の重み」を感じられるようになりましたが初心は忘れてはいけません。
[対戦相手]土曜日のジュビロ磐田はアウェイでガンバ大阪と対戦し、2-0で快勝。試合全体はガンバが支配していましたが磐田はセットプレーからしぶとく2得点を奪いました。磐田は対ガンバで3-0、2-0といずれも勝利しており見習いたいところです。順位は2位と6位で離れていますが勝点差はわずかに6なのでここで詰められるわけにはいきません。
名波監督はセレッソの特徴としてサイド攻撃をあげておりその上で「受けることなくサイドでやりあう」とコメントしています。お互い両サイドに良い選手をスタメン起用しているチーム同士だけにサイドの激しい攻防が試合のカギを握りそうです。またMFソウザ・MF中村俊輔と互いにフリーキックを直接沈められる高い能力を持つキッカーがいるのでこのあたりにも注目ですね。
[そのほか]この試合の結果如何では今シーズンの17位以上(最下位を回避)が決まります。この試合後は残りが11試合となりますので最下位の新潟と勝点差34以上であればいいわけです。現状では勝点差が35なので、勝利時はもちろんのこと、大阪△●で新潟も△●の場合も対象となります。プレーオフ昇格チームは「18番目に強いチーム」といわれますがそのレッテルを早くも返上できます。
セレッソプレビュー J1-21 対清水エスパルス

[対戦カード] 清水エスパルス - セレッソ大阪
(9日19時 静岡市・IAIスタジアム日本平)
[予想メンバー]
FW 杉本・
OMF 柿谷・山村・水沼
DMF ソウザ・山口
DF 丸橋・木本・ヨニッチ・松田
GK キムジンヒョン
[みどころ]土曜日のセレッソ大阪はホームでコンサドーレ札幌と対戦し、3-1で快勝。開始すぐにFW杉本健勇が得点を挙げると前半だけで3得点し札幌を圧倒しました。暫定ではありますが3位柏とは勝点差6となり、勝点差1で追走する2位鹿島とのマッチレースの様相を呈しています。この状態が続けばホームでの直接対決となる26日の試合はまさに大一番となります。
札幌戦ではDF山下達也だけでなくMF山村和也も欠いての苦しい布陣となりましたが、FWリカルドサントスの活躍もあり無事に乗り切ることができました。誰が出ても同じレベルを維持できるのは強いチームの証でもありとても良いことです。清水戦では山村の復帰が有力視されており、リード時の逃げ切り5バックもいつも通り行えるものと思います。
夏休み期間中とはいえ今日は平日の試合となります。今季のリーグ戦では唯一設定された平日開催日で、なかなか応援に駆け付けられないセレッソサポーターが多いかと思います。さいきんサポーターの声援をあおることの多い杉本ですが、テレビの前で、スポーツバーで、あるいはスマホ片手に応援すればきっと声は届きます。首位を守り抜きましょう。
[対戦相手]土曜日の清水エスパルスはアウェイでサガン鳥栖と対戦し、1-2で敗戦。前半に2点を取られ後半にFW長谷川悠の得点で反撃しましたが追い付くことはできませんでした。これでアウェイ戦では7戦連続勝ちなしです。主力FW鄭大世がケガのため先発を見送った影響も大きくあったと思います。果たして中3日となる今日の試合での出場はあるのでしょうか。
前回対戦時は開始早々に鄭の得点で追いかける展開となり後半ロスタイムまで追い付くことさえできず敗色濃厚と思われましたが、終了間際の94分に相手ハンドによりPKを得てそれを途中出場の日本代表MF清武弘嗣が決めて何とか追い付いたという試合でした。柏戦の敗戦からガンバ戦の敗戦まで9戦負けなしでしたが唯一の引分け(8勝1分)でした。
[そのほか]静岡での試合といえば楽しみはハンバーグレストランの「さわやか」です。もっとも利用しやすいお店は新静岡駅の駅ビル・セノバ内にあるお店です。こちらはラストオーダー22時閉店23時なので、試合終了後所用時間40分~50分の静岡駅行きバスに乗るよりも、所要時間15分の静鉄・新清水駅行きバスから30分静岡鉄道に乗車する方が間に合う確率が高くなります。
今月は磐田でも試合がありますが磐田駅や浜松駅周辺には「さわやか」がありませんので、このチャンスを逃すことなくご当地のおいしいものをしっかり食してアウェイの旅を満喫したいところです。
セレッソプレビュー J1-20 対コンサドーレ札幌

[対戦カード] セレッソ大阪 - コンサドーレ札幌
(5日19時 大阪市・キンチョウスタジアム)
[予想メンバー]
FW 杉本・リカルド
OMF 柿谷・水沼
DMF ソウザ・山口
DF 丸橋・木本・ヨニッチ・松田
GK キムジンヒョン

[みどころ]先週のセレッソ大阪はアウェイでガンバ大阪と対戦し、1-3で敗戦。FW杉本健勇の得点で先制したもののガンバの巧みな選手交代と豊富な運動量で徐々に圧倒されていき、終わってみれば失点を重ねて完敗の内容でした。5バックで逃げ切りを狙うゲームプランが崩れた際に再びギアをあげる手段を用意しなければ後半勝負では勝てないことが露呈しました。
先週はDF山下達也がケガのため欠場しましたが本日の試合ではMF山村和也もケガで欠くことが予想されています。レギュラークラスの相次ぐ欠場で厳しい展開となるかもしれませんが、カップ戦やU23でセカンドチームを作ってきた真価が今問われることになります。誰が出ても高いレベルで競い合えてこそ上位にふさわしいわけで、チーム一丸となってこの試合を勝利しましょう。
[対戦相手]先週のコンサドーレ札幌はホームで浦和レッズと対戦し、2-0で快勝。今年一番の大観衆が声援を送る中、調子を落としている相手とはいえ、エースFW都倉賢と新加入FWジェイの得点で見事に勝利しました。この結果、浦和は長期政権を築いた監督が交代することとなり浦和サポーターの記憶にも残る試合となったものと思われます。この試合で警告をもらったGKクソンユンは本日累積警告で出場停止です。
下位に低迷する札幌は今夏積極補強を行い、日本でも実績のあるFWジェイ、タイのメッシといわれるMFチャナティップを登録しました。チャナティップはルヴァン杯のセレッソ戦で出場しており非凡なところをすでに大阪の地で見せています。ジェイも前節得点しており元イングランド代表で昨年まで磐田で活躍していた実績を見せています。これまで3度対戦していますが違うチームと思う必要があります。
今期の対戦は、リーグ・アウェイで引分け、リーグ杯・アウェイホーム共に勝利と2勝1分となっています。札幌はリーグ杯・天皇杯ともにすでに敗退しているため今季最後の対戦です。このまま上位をキープしていくためには連敗するわけにはいかないので、ダービーの敗戦ショックを払拭しあたらしいスタートを切るつもりで試合に臨んでほしいところです。
[そのほか]本日は「セレフェス」と題して長居公園内でイベントが盛りだくさんです。水をテーマにしたものも多く、暑い夏に一服の涼を求められるのではないでしょうか。セレッソ大阪応援ナビゲーターも水着で登場するそうで、子供たちだけでなく大きなおともだちも大喜びの一日となることでしょう。
札幌サポーターのみなさまは前回の「天神祭」に続いて「淀川花火大会」の日に大阪へお越しになることとなります。交通や宿泊の予約がたいへんだったと思いますが、暑い暑い大阪での滞在を楽しんで帰ってくださいね。