セレッソプレビュー J1-27 対ベガルタ仙台

[対戦カード] セレッソ大阪 - ベガルタ仙台
(23日19時 大阪市・キンチョウスタジアム)
[予想メンバー]
FW 杉本
OMF 柿谷・山村・水沼
DMF ソウザ・山口
DF 丸橋・木本・ヨニッチ・松田
GK キムジンヒョン
[みどころ]水曜日のセレッソ大阪は天皇杯・名古屋グランパスとアウェイで対戦し、1-0で勝利。開始早々の豪雨の中、相手パスミスからFWリカルドサントスがMF福満隆貴につなぎ見事に流し込んで先制。意欲的なパスでつなぐ名古屋でしたが決定機を作る回数は少なくまたフィニッシュの精度が低いことで助けられ、後半は主力級の選手を投入し逃げ切りに成功しました。
この試合で、前回のベガルタ仙台戦を最後に戦線を離脱していた日本代表MF清武弘嗣が短い時間ながら復帰を果たしました。思いのほか時間はかかりましたがこれから完全復帰に向けて徐々に出場時間を長くしていくものと思われます。国内三冠制覇に向けて必要な最後のピースが揃ったことで残り2か月余りとなったシーズンを最高の形で終わらせることができることでしょう。
今節は優勝を争うチーム同士の直接対決はなく、すべての上位チームが中位・下位との対戦となっています。こういう日に勝点を落としていては上位戦線にくらいついていくことができなくなります。来週は三冠を狙う川崎フロンターレとの直接対決となります。その前に勢いがつくような勝利を求めます。
[対戦相手]先週のベガルタ仙台はFC東京とアウェイで対戦し、0-1で敗戦。ルヴィン杯予選で0-6で敗れている東京が相手で、しかも、セレッソ戦の敗戦を受けて監督が交代した上に、過去FC東京戦では一度も勝利がない味の素スタジアムでの試合と、あらゆる角度から見ても難しい試合となったことは否めません。
セレッソにとり天敵ともいえるMF梁勇基や元日本代表のDF増嶋竜也が控えに回るなど世代交代が進む仙台ではDF大岩一貴がDFラインを支えています。前回対戦時には4バックの右サイドで起用されていましたが本日の試合ではセンターバックを務めます。大岩がセンターバック起用されてからDFラインが安定しているので何とか隙をついて壁を崩したいところです。
[そのほか]さいきん華やかなイベントが盛りだくさんのホームゲームですが、今日は「メガネデー」でメガネをフューチャーしています。イベントの詳細はホームページ等に掲載されていますが、誰でも参加できるものも多くあり試合観戦に訪れることが楽しみにつながる仕組みになっています。とてもいいことだと思います。
前回のホームゲームはスコアレスドローに終わったルヴァン杯・浦和レッズ戦でおよそ1か月前、キンチョウでは8月5日に3-1で勝利したコンサドーレ札幌戦までさかのぼることとなります。5試合連続のアウェイ戦を2勝2分1敗とまずまずの成績で乗り切り、いよいよ満を持してのホームゲームです!
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セレッソプレビュー EC-4 対名古屋グランパス

[対戦カード] 名古屋グランパス - セレッソ大阪
(20日19時 名古屋市・パロマ瑞穂スタジアム)
[みどころ]土曜日のセレッソ大阪はアウェイでサンフレッチェ広島と対戦し、0-1で敗戦。台風接近中で悪天候下での試合は前半から冴えないプレーが続き、後半ワンチヤンスをものにした広島相手に敗戦となりました。これにより下位・新潟相手に鮮やかに逆転勝利した首位鹿島とは勝点差10となり逆転優勝は絶望的となりました。
天皇杯・リーグ杯ではリーグ戦での出場機会の少ない選手を起用しており今日の試合でも同様の起用方法が取られるものと考えられます。フレッシュな選手たちのプレーがリーグ戦をプレーする選手にも刺激を与えるはずです。また広島戦は悪天候が予想されたためメンバー入りを回避した日本代表MF清武弘嗣がいよいよベンチ入りする見込みです。復帰第一歩となる出場があるかに注目です。
天皇杯は二回戦から出場し、初戦が新潟医療福祉大、三回戦がアルビレックス新潟とまだJ2チームとの対戦がありません。どこの国のどんな大会でも「カテゴリーの違うプロチーム」との対戦は上位カテゴリーに位置するチームにとって難しいものとなります。勝って当たり前と言われるプレッシャーを受けてもしっかり勝ち切ることが上位カテゴリーのチームに求められています。
[対戦相手]日曜日の名古屋グランパスはアウェイでツエーゲン金沢と対戦し、1-3で敗戦。先制点を奪われ一度は追い付いたものの突き放されての敗戦となりました。下位に沈む金沢相手に今季スイープ(連敗)を喫しました。風間監督は「勝利への執念が欠けている」と厳しく指摘し4試合勝ち無しのチームは自動昇格だけでなくプレーオフ圏内キープも厳しい状況になっています。
試合間隔が中2日な上に週末には同じくプレーオフ圏内を目指す東京ヴェルディとの直接対決が予定されているため、今日の試合は控えメンバー中心の構成で臨むのではないかと推測されます。J2リーグで一つでも上の順位を目指すことが今チームに求められていることであり、天皇杯を勝ち進むことは求められていませんので仕方がないところではあります。
名古屋には元セレッソ大阪の選手が多数在籍しており、彼らの出場があるかが注目されます。GK武田洋平、FW佐藤寿人・永井龍・玉田圭司とセレッソサポーターにも思い出深い選手ばかりです。これら選手は活躍することが古巣への恩返しと考えるかもしれませんが、そうはさせないことが勝利への近道ですのでしっかり封じたいところです。
[そのほか]今日の試合会場である瑞穂陸上競技場は苦手としているスタジアムで、過去のリーグ戦成績が3勝1分8敗となっています。元々名古屋との相性が悪いわけですがカップ戦ではデータは関係ないことを示したいところです。ちなみに過去12度の対戦で無得点試合・無失点試合がともに1試合しかなく、互いに得点を取り合う対戦カードとしても知られています。
セレッソプレビュー J1-26 対サンフレッチェ広島

[対戦カード] サンフレッチェ広島 - セレッソ大阪
(16日18時半 広島市・広域公園第一陸上競技場)
[予想メンバー]
FW 杉本
OMF 柿谷・水沼・水沼
DMF ソウザ・山口
DF 丸橋・木本・ヨニッチ・松田
GK キムジンヒョン
[みどころ]先週のセレッソ大阪はアウェイでFC東京と対戦し、4-1で快勝。前半の早い時間にDF松田陸が相手連携ミスをつき得点をすると終了間際には右サイドからのクロスにFW柿谷曜一朗がドンピシャで合わせて追加点。後半は日本代表FW杉本健勇が2得点を挙げ東京を圧倒しました。この結果、公式戦2戦連続で大敗した東京は監督を解任する事態に陥ってしまいました。
この試合では古巣相手に気合乗りが十分であった松田・MF水沼宏太が躍動し多くの得点に絡みました。右サイドが活性化すれば、左サイドの柿谷・DF丸橋祐介のラインも黙ってはいられません。今日の試合では好連携を見せ多くのチャンスを演出してくれることでしょう。相手はDF椋原健太が契約上出場できませんのでDFの総合力がダウンしていますよ。
いよいよ日本代表MF清武弘嗣の復帰が間近に迫っているようです。すでに練習ではチームに合流し復帰を目指してトレーニングを重ねています。焦る必要はありませんがこれからしばらくは試合日程が詰まってきますので戦力が増えることは大歓迎です。もう二度と離脱しないように注意しつつも全力でプレーを見せ、まずは代表復帰を目指してアピールしてほしいところです。
[対戦相手]先週のサンフレッチェ広島はアウェイでアルビレックス新潟と対戦し、スコアレスドロー。勝利していれば降格圏脱出の可能性もありましたが痛み分けとなりました。まだ残留を諦める時期ではありませんが、今日のセレッソだけでなく鹿島・川崎・柏と上位陣との対決を残している上に、下位チームとの対戦を残していないので実際の状況は相当に厳しいものと推測します。
新監督を迎えてフォーメーションが変わったことと、ガンバ大阪からFWパトリック、DF丹羽大輝を補強したことが前回対戦時と大きく変化したところです。8月以降は2勝3分1敗と成績が上向いている上に、失点も顕著に減少しておりホーム対戦時のように5-2で圧倒できる相手ではなくなっていることは間違いありません。
[そのほか]今日の試合会場の広島ビッグアーチはアジア大会が開催された由緒正しいスタジアムではありますが交通の便に難があります。そのため、より都心に近いところに新スタジアムを作る構想が進んでいます。FW佐藤寿人の開始すぐのゴールだとか、広島の優勝だとかいろんなシーンを見ましたが、もしかすると今日がこの会場で試合をする最後かもしれません。
セレッソプレビュー J1-25 対FC東京

[対戦カード] FC東京 - セレッソ大阪
(9日19時 調布市・味の素スタジアム)
[予想メンバー]
FW 杉本
OMF 柿谷・水沼・水沼
DMF ソウザ・山口
DF 丸橋・山下・ヨニッチ・松田
GK キムジンヒョン
[みどころ]先週のセレッソ大阪はアウェイで浦和レッズと対戦し、2-2で引分け。アウェイゴール数でリーグカップ勝ち進みとなりました。前半にセットプレーで2得点を取り有利に試合を進められるかと思いきや、後半立ち上がりにFW武藤雄樹に失点を許し相手を勢いづかせてしまいました。3点目が取れていれば浦和も諦めたことでしょうが、難しい展開で最後まで目が離せませんでした。
チームは創業以来初めてのリーグカップ4強入りに沸きますが、公式戦は5試合連続で勝ちがなく停滞しています。上位は団子状態とはいえ首位から5位に転落しています。3位がACL圏内、4位が強化配分金も含め高額賞金圏内なので、5位というのは上位躍進ではありますが得るものの少ない順位です。ここで食らいついていき上位はもとより優勝も狙い続けましょう。
代表活動を終えたGKキムジンヒョン、MF山口蛍、FW杉本健勇がチームに合流しました。はじめて日本代表のユニフォームを着て戦った杉本にとっては何もできず悔しい代表デビューとなりましたが、この経験がチームでも生きるはずです。負傷離脱中のMF清武弘嗣を合わせて4人もの代表選手を有するJリーグチームはほかにありませんのでその力を存分に発揮してほしいです。
[対戦相手]先週のFC東京はホームで川崎フロンターレと対戦し、1-5で完敗。第一戦を0-2で落としているため、失点を重ねた時点で諦めモードに入ったものと推測でき結果的に大差がついたと思われます。公式戦はここ五試合で1勝4敗、得点がわずかに3とチームは急停止中です。大型補強を敢行し上位進出を狙いましたが昨年同様、中位に沈んでいます。
前回対戦は7月に前半戦最後の試合としてキンチョウで行われ、前半FWウタカの得点で東京リードで折り返しましたが日本代表DF森重真人が負傷交代で退いた後半に怒涛の攻撃で3得点を奪い逆転勝ちし、暫定ながら柏を逆転し首位に立った試合でした。オフを利用して観戦に訪れていた日本代表MF香川真司やFW乾貴士も得点シーンに大喜びしていたことが記憶に新しいです。
さいきん調子を落としているとはいえ、古巣対決となるFW大久保嘉人をはじめ個性的な選手の多い攻撃陣はいつ爆発してもおかしくない状況です。夏場の試合では後半終了間際の失点が目立ちましたので、最後までしっかり引き締めて守り、6試合ぶりとなる勝利を掴みたいところです。上位の横浜と川崎が直接対決ですので勝てば必ず1つは順位が上がりますよ。
[そのほか]本日のフードパークではバルバッコアグリル東京のシェラスコが限定販売されるそうです。かつて心斎橋のバルバッコアグリルがセレッソ大阪ホームゲームでケータリングをしていたこともあり親しみ深いお店の一つです。肉料理はシェラスコに限らず何でもおいしくスタジアムで気軽に食べられるというのは嬉しいことです。
そのほか先着で味の素提供のナップザックとクックドゥ、ほんだしがもらえるなど華やかなイベントが盛りだくさんです。前回対戦時はチケットが完売し4万人を超える観客が訪れた人気カードです。今回は東京が低迷していることもありそこまでの集客は見込めない模様ですがそれでも多くの人が訪れ声援を送ることでしょう。
セレッソプレビュー YBC-R8-2 対浦和レッズ

[対戦カード] 浦和レッズ - セレッソ大阪
(3日18時半 さいたま市・埼玉スタジアム2002)
[みどころ]水曜日のノックアウトステージ準々決勝第一戦はヤンマースタジアム長居で行われスコアレスドロー。左側の山はもう一試合の「神戸-G大阪」もスコアレスだったため第二戦勝負というのが共通になります。右側の山は仙台(3-1鹿島)と川崎(2-0東京)がホームで先勝しました。
スタメンを直前のリーグ戦から総替えで臨んだセレッソ大阪と幾分メンバー変更を行った浦和レッズとの第一戦は、前半は両チームともに様子をうかがう慎重な展開に終始しました。アウェイゴールで有利に運ぼうとする浦和の攻撃に対して、いつもとは違うメンバーながらこのメンバーでカップ戦を戦い抜いてきたという自信と誇りが感じられるセレッソ守備陣が受け切った形です。
後半は互いに主力級を投入し先制点を奪いにいきましたが得点ならずで終了しました。代表クラスのGK西川周作だけでなくこの日の試合が誕生日でもあったGK丹野研太が好セーブを見せゴールを守り切りました。丹野は本日も先発が有力視されていますが、リーグ戦のここ埼玉スタジアムの試合では大量失点を喫しているのでリベンジしてほしいところです。
セレッソにとっては主力級の選手を第一戦で休ませることが出来、試合間隔が十分であることがプラス材料です。中2日や中3日での試合が続く浦和と比べてリフレッシュでき心身ともに充実した状態で試合に臨めるはずです。代表で3選手が抜けていますが「チーム全体で戦う」ことが具現化されており誰が出場してもクオリティの高いプレーができるものと思います。
浦和にとって厳しい条件となるのはDFマウリシオが第一戦でケガをしたため今日の出場が困難だという点です。DFラインを支えるセンターバックはケガや代表などで人材が不足しており誰を起用するのかそしてその選手の出来はどうなのかに注目が集まります。立ちあがりにバタバタして失点してしまえばウエェイゴールの重みを感じての試合となり展開が難しくなるでしょう。
[突破条件]勝利した方がベスト4に進出することができます。スコアレスドローの場合は延長戦からPK戦という流れとなりますが、これはなるべく避けたいところです。得点を取っての引分けの場合はアウェイゴールの規定により1-1でも5-5でもセレッソが勝ち上がりとなります。
つまりセレッソ大阪にとって重要なのは先制点を奪うことです。先制点(1点)を取った時点で浦和には2点が必要になります。7月のリーグ戦のように前半を4-2で折り返した場合には、後半に浦和は失点しない上で3点を取らなければいけないわけで、どう考えても厳しい戦いとなります。
逆に先制点を奪われてしまってもセレッソは追い付けばいいわけで2点差以上離されないように粘り強く戦っていき、終了間際に同点ゴールが生まれればリーグ戦だと引分けで勝点1ですが、今日の試合では勝利の勝点3と同等の価値が生まれるということです。