セレッソプレビュー J1-19 対ガンバ大阪

[対戦カード] ガンバ大阪 - セレッソ大阪
(29日19時 吹田市・市立サッカースタジアム)
[予想メンバー]
FW 杉本
OMF 柿谷・山村・水沼
DMF ソウザ・山口
DF 丸橋・山下・ヨニッチ・松田
GK キムジンヒョン
[みどころ]水曜日のセレッソ大阪はルヴァン杯プレーオフ第二戦でコンサドーレ札幌とホームで対戦し、1-0で勝利。二戦合計2勝で堂々の勝ち抜けとなりました。直前のリーグ戦からスタメン11人を入替えカップ戦仕様のメンバーで臨みましたが、リーグ戦では出番の少ない選手やU23・U18の選手たちが躍動したおかげでしっかり勝ち切ることができました。
MF福満隆貴はこのプレーオフ2戦連発となり好調をキープしています。またMF木本恭生はリーグ戦とは違いセンターバックとして出場しましたが無失点で切り抜け結果を出しています。リーグ戦とカップ戦のメンバーがそれぞれ刺激し合ういい状態が続いており、国内三冠制覇に向けていい流れができているといえるでしょう。
今日の試合ではFW杉本健勇に期待します。およそ1か月後にはロシアW杯のアジア地区予選があります。前線にケガ人が続出しているため新戦力を起用することが考えられます。すでにハリルホジッチ監督は今シーズン成長した選手として杉本の名前を挙げており、注目していることは明らか。得点ランク上位をキープしておりいよいよ出番がやってくるのかと期待されています。大阪ダービーの大一番で結果を残せば監督の心に強く印象付けることが出来るでしょう。
[対戦相手]一方のガンバ大阪は中断期間中はファン感謝デーや非公開の練習試合を行いました。広島へFWパトリック・DF丹羽大輝が移籍し、入れ替わりで今夏加入したFWファンウィジョやDF西野貴治との連携強化を最優先に取り組んだ模様です。なおリーグ戦は鹿島・清水に連敗しており今日負けることで3連敗となり優勝は絶望的となります。
今季序盤はリーグ戦とACLをこなす過密日程に苦戦し、ACLでは日本から出場したチームでは唯一となる一次リーグ敗退となりました。またここまでホームゲームでの勝率が悪くリーグ戦では33%(アウェイは67%)です。スタジアム移転効果が薄れた今季はスタンドに空席が目立つ試合も多くみられ大声援に後押しされて力を発揮するという機会が失われているかもしれません。
大阪ダービーが吹田スタジアムで開催されるのは今回が初めてで、セレッソ大阪の多くの選手は吹スタでの試合は初体験となります。独特の雰囲気があるとされるスタジアムですので場の空気に呑まれることなくプレーできるかが鍵となります。いつも通りの実力を発揮すれば連勝記録が途切れることは考えられない相手です。首位チームの実力をしっかり見せつけて勝利しましょう。
[そのほか]新築で見やすく観戦環境は最高とされる吹田スタジアムですが、当初からアクセス面には力を入れていなかったため現在でも試合後の観客の「渋滞」は解消されていません。運営側は臨時バスの運行など対策を徐々に取り始めていますが今日のように首位チームを迎え満員のスタンドが予想される場合には大混雑は必至です。お帰りの時間には余裕を持っておきましょう。
2度目の大阪ダービーでこれが今季最後と思われがちですが、ルヴァン杯ではセレッソ大阪が一次リーグ突破し決勝トーナメント進出、ガンバ大阪もACL組シードで出場します。天皇杯でも両チームが順調に勝ち残っているため、あと最大3回対戦する可能性があります。くじ引き次第ではありますが、ライバル同士の熱い戦いが見られる機会はまだあるかもしれませんよ。
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